盛り塩の形と言えば、白の円錐が一般的です。これは、神道で円錐型に砂を盛る「立て砂」からきている、という話があります。

しかし、神道行事において、神饌に用いる塩を必ず円錐に盛るかというと、そうではなく、「自然に山型になるように盛ればよい」とされています。伊勢神宮では、三角錐に焼き固めた堅塩を神饌に用いるそうです。太宰府天満宮の「紅白願塩」は円錐の形ですが、赤と白の2色が使われています。

ということで、お供えするお塩の場合は山型や円錐に盛るのが良さそうですが、そうでなければ色や形は特に気にする必要はなさそうです。特に風水的な意味での盛り塩は、色や形を自由に楽しむことが出来るもの、と言えそうですね。